楽園追放の感想
3Dアニメの未来、というよりは、日本製2DSFアニメの総決算、という感じだった。
シナリオも、最近のラノベ的なものではなく、1980年代くらいの古き良きSF小説(例えばハヤカワのような)の集大成的な昔懐かしい古典SF的なもので、個人的にはとても好感が持てた。
あまり虚淵さんの脚本であることは意識せずにみたが、どこか翠星のガルガンティアを彷彿とさせる内容だった。
3D的には手付けモーションもかなりがんばっているし、表情の豊かさなどは特にこだわりを感じた。
2Dに寄せるというよりは、セルルック3Dに特有の違和感をかなり排除してあるし、カメラワークやエフェクトの付け方も3D側の都合ではなく、2Dアニメ側のやり方が採用されている感じで見事だった。
これはヒットしてもおかしくない作品だとはおもった。
全然CGが分からないと、手描きと3DCGを合わせたような方が自然にみえるけど、これ凄いんだ。
返信削除今週末公開のアルペジオとはまた別の作法なんですかね。
>赤ずきんさん
削除動き、表情、質感、どれをとってもフル3DCG作品としてはかなりの高レベルだとおもいます。
アルペジオも基本的には同じやり方だとおもいますが、より細かく突き詰めている感じですね。